2015年11月6日金曜日

初仕込から5年

こんにちは、能村夏丘です。
社内では風邪が流行っています、皆様大丈夫でしょうか。
旬の食べ物を戴き、体力つけて参りましょう!
・・・おっと、出来たてのビールも忘れずに。

5年前の今日は、高円寺麦酒工房での初仕込を目前に控え、緊張の日々を過ごしておりました。
http://koenjibeer.seesaa.net/archives/201011-1.html
あれから月日が流れ、現在は10名の醸造家が育つまでになりました。
さらにこれから初仕込を迎えるだろう社員も数名おります。いくつになってもこの緊張と感動を忘れずにいたいです。

 ☆ ☆ ☆

夏を振り返ります。

西荻ビール工房は、初めての夏がいきなり大盛況となり、幾度もビール不足のピンチに陥りましたが、近隣店舗からの応援ゲストビールを分けてもらい、乗り切りました。

荻窪ビール工房も9月1日に2周年を迎えることが出来ました。2代目店長が奮闘、昨年に負けず劣らず美味しいビールをお出しできました。

阿佐谷ビール工房は店長と副店長がメニューを熟考し、野菜中心の食べ飲み放題制に大リニューアル。高い支持をいただき、またビール製造量は過去最高・冬季の4倍にものぼる量を造ってまいりました。

高円寺麦酒工房は過去最多のビール種類を展開し、また店長みずから提案実行したオープン後初めてのフード全面リニューアルを果たしました。

中野ビール工房は最小の工房ながらも2代目店長が昨年を上回る量のビールを造ってまいりました。毎日のようにご来店になる常連さんにも常に新しいビールをご提供できました。

さらに店長交代後の元店長や、先輩社員たち、内勤社員や本部社員は、各店舗を縁の下で支える役割として活躍し始めました。

ビール醸造については、醸造体制もっと高品質に。
醸造開発部と、醸造管理部が新設されました。
より密な管理体制を。そして、たとえば
ブロンドはブロンドらしく。ホワイトはホワイトらしく。
そして美味しいのは当たり前です。もっと完成度を高めてまいります。

 ☆ ☆ ☆

9月末には、初の国産麦が手に入りました。
北海道石狩産の小麦と大麦です。大麦についてはなんと契約栽培です!
これが届くのに合わせて事務所も引っ越しました。
内勤社員も、倉庫番をしながらの業務です。
麦に囲まれての仕事は幸せ!

これに合わせて、この秋には、料理部と有志社員主導による「収穫祭」を実施しました。
各社員の故郷や、ゆかりの地から、連日野菜が届き、お客さんにご提供させていただきました。
日本の広さと、豊かさと。
東京にいると気づかないことがある。
スーパーや八百屋に並んでいるものしか知りませんでした。

そして社員たちの故郷や人生に想いをはせました。
もっと社員たちを好きになりました。

 ☆ ☆ ☆

10月からは醸造開発部長とロンドンへ行ったり、役員でニュージーランドへ行ったりと、原料調達に飛び回っていました。
冬は知恵を知識を蓄える季節です。
現在36人、みなひと夏を越えてひとまわり成長しました。
夏を乗り越えての大きな自信を得ました。

この冬は正社員登用3人が決定しています。
もっとおいしいビールへ料理へ。
もっと魅力的なビールへ店へ料理へひとへ。
もっと僕達らしいビールへ。

そして、高田馬場への出店が決まりました。
http://tabababeer.blogspot.jp/
既に店造りが始まっています。
自家製ビールと自家製コーヒーの店をつくります。
プロジェクトリーダー藤川も、私自身も、学生時代お世話になった街。

東京は広い。好きな街ばかりです。
街によって求められるものは違います。
街に必要とされるビール屋になりたい。
高田馬場ビール工房、どうぞお楽しみに!



日本酒をつくります。

 実に二年ぶりの筆を執ります。  新年度、新学期、新生活というのに、世の中は新型コロナウィルスcovid19が蔓延している。麦酒工房は本日より一部店舗で休業に入らせていただきました。街のビール屋さんとして、毎日のビールを提供できないことに大変申し訳なく思っています。ウィルス収束...